講義概要
電磁気学,量子力学の復習を行いながら,X線回折,結晶結合を詳しく講義し,自由電子モデル,フォノンについて概略を伝える。キッテルの教科書に沿って進める。1〜3章までを重点的に,4,5章の概要を講義する。
1回目:講義概要の説明,光と電子について
2回目:結晶構造
3回目:Maxwell方程式を考える
4回目:X線の性質
5回目:X線の回折(1)
6回目:X線の回折(2)
7回目: X線の回折角度(Ewaldの作図,Brillouin zone)
8回目: X線の回折強度(構造因子,原子構造因子)
9回目: 結晶結合(Van der Waals結合,イオン結合,水素結合)
10回目: 固体物理学に必要な量子力学
11回目: 多粒子系の量子力学
12回目:結晶結合(共有結合,金属結合,水素結合)
13回目:フォノン(1)
14回目:フォノン(2)
15回目:総まとめ
単位認定
◯ 10 回以上出席していること(出席は小テストで判断します)
◯ 出席日数が10回未満の人は遅刻を考慮に入れますが,出席の不足日数×5点減点
◯ 秀逸なレポートには+5点 ,レポート未提出は1課題につき−5点
◯ 皆勤は+5点
◯ 最終試験は100点満点
試験内容:15回目の講義で公表します。
◯ 以上を加えると100点を超えますが,100点以上を「秀」と判定します。
上記の点数を足して60点以上を合格とし,最終の点数は次の式による。
(素点−60)×(30/40)+60
この式で100点を超える場合は100点とする。